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2023年3月7日

大学で採用増! “パーソナライズド動画”と”インタラクティブ動画”

大学合格

2020年以降、大学でパーソナライズド動画やインタラクティブ動画の採用事例が増えています。
どのような経緯で導入されてきたか、時代背景や歴史を振り返りながら、実例を紹介します。

※当社以外の事例も含まれています。

2010年代後半 パーソナライズド動画の時代

2010年代、パーソナライズド動画の技術が登場しました。主に企業のマーケティング活動に利用されていましたが、人事部のリクルーティングに活用されたことから大学への応用が始まりました。
特に学生はデジタルネイティブのためITリテラシーが高く、抵抗なく受け入れられたようです。

Waterloo大学

カナダのWaterloo大学でパーソナライズド動画を採用したことから始まります。
Waterlooはカナダのシリコンバレーとして知られた都市で、Waterloo大学を中心にコンピューターサイエンス分野をはじめとしたIT産業が発達しています。
当大学出身者が立ち上げたITベンチャーが、母校のプロモーションとして採用しました。

※こちらの動画は「Shakeel」さん宛てにつくられたサンプルです。

※当社以外の事例です。

参考:Vidyard HP https://play.vidyard.com/s4xRFAnYGbWgvk451nFyQ2.html

中央大学

日本にも同様の事例が導入されました。
手法はWaterloo大学と異なり、願書出願のタイミングで出願を促すためにパーソナライズド動画を配信しました。
動画ストーリーはほぼ同じで、入学初日の疑似体験ができる内容です。

参考記事 https://www.onedouga.jp/casestudy/2017_06_05/

その他の大学

そのほかの大学でも、入学者増を目的としたパーソナライズド動画の活用が見られました。

YouTubeを活用した学校案内施策を、どの大学も始めました。

2020年代前半 インタラクティブ動画の時代

2020年代は、インタラクティブ動画が大学に普及し、採用事例数が加速しました。

背景には、「スマートフォン普及と5G開始によるインフラの発達」、「感染症拡大によるヒトヒト接触を避けたコミュニケーションの需要増」、「大学による動画PRやWebオープンキャンパスの浸透」が考えられます。

特に重要なポイントとして高校生がZ世代に世代移行した点が挙げられます。
インターネットによる情報収集の中心はスマートフォンを用いるため、画面サイズの制約により、画面内に納める情報量が限定されます。狭い画面内に情報を詰め込むのに、テキストや画像より動画の方が適していました。
また、TikTokのような動画SNSの発達も見逃せません。普段からスマホ動画に慣れ親しんでいるため、動画ネイティブ世代とも考えられます。

ストーリーのパターンは、主に「学校案内」「学部・学科案内」「キャンパス・施設案内」「ライフスタイル紹介」「インタビュー」に分けられます。
細かい解説より、以下の実例をご覧いただいた方が理解が早いと思います。ぜひご一読くださいませ。

サイバー大学

ソフトバンクグループが運営する通信制大学です。
リアルな教室を持たないため、Webに力を入れていました。
大学への入学を検討している人に向けて、大学案内をゲーム形式で楽しめるインタラクティブ動画で公開しています。

※当社以外の事例です。

通信制大学ツアー
https://www.cyber-u.ac.jp/camp/distance_learning_univ/

放送大学

学校案内コンテンツとして、インタラクティブ動画を導入しました。
カリキュラムや学部紹介のほか、入学申し込み方法などについて解説しています。

放送大学のインタラクティブ動画

学習院大学

設立して数年経った国際社会科学部について解説。
学部の柱である「社会科学」「英語教育」「海外研修」を在校生と教員のインタビューで語られています。
学部ホームページのトップにインタラクティブ動画を設置し、最短でアクセスできる工夫をしていました。

※当社以外の事例です。

参考:学習院大学HP https://www.univ.gakushuin.ac.jp/iss/

山梨学院大学

キャンパスツアーや学部紹介を、在校生が案内する形で進行します。
受験生向けWebサイトに動画専用ページを設置しました。

※当社以外の事例です。

参考:山梨学院大学HP https://www.ygu.ac.jp/admission/video/

成蹊大学

在校生の一日に密着し、疑似入学体験ができます。
また、学生や教員へのインタビュー動画も掲載しています。

※当社以外の事例です。

参考:成蹊大学HP https://www.seikei.ac.jp/university/special/movie/interactive/

長野県立大学

2018年4月に開校したばかりの新設大学。ブランディングを目的とし、在校生や学長が理念を伝える、インタビュー形式のインタラクティブ動画を制作。
パンフレットに動画へのQRを掲載しました。

※当社以外の事例です。

長浜バイオ大学

キャンパスツアーを疑似体験できる「Webオープンキャンパス」として、インタラクティブ動画を導入。
ツアーガイド役の在学生がキャンパス内の施設や設備を案内し、学科やコースの詳細も閲覧できます。

※当社以外の事例です。

参考:長浜バイオ大学HP https://www.nagahama-i-bio.ac.jp/admissions/interactive_video/

京都女子大学

2023年4月に開設予定のsinsetugakka /

データサイエンス学部について、理念の解説をインタラクティブ動画で説明。
データサイエンスが世の中のどこで活用されているか、今後の未来について説明しています。

※当社以外の事例です。

参考:京都女子大学HP https://www.kyoto-wu.ac.jp/gakubu/faculty/data/manabi.html

敬愛大学

大学について、学部紹介やキャンパスツアー、学生インタビューなどが閲覧できます。

※当社以外の事例です。

参考:敬愛大学HP https://www.u-keiai.ac.jp/juken/event/weboc/

大正大学

学部についての診断クイズを、インタラクティブ動画で紹介しました。

※当社以外の事例です。

参考:大正大学HP https://kokokara.tais.ac.jp/zoom/movie/

熊本学園大学

在学生にインタビューし、進学の決め手やキャンパスライフについて語っています。

※当社以外の事例です。

参考:熊本学園大学HP https://tasplay.mil.movie/7HnkaK/

富山大学

オープンキャンパスと同時に、Webサイト上にインタラクティブ動画を公開。
学部紹介動画とは異なる視点で作成されており、動画でキャンパスツアーがバーチャルで体験できる仕掛けとなっています。

※当社以外の事例です。

参考:富山大学HP https://www.u-toyama.ac.jp/opencampus/oc-movie/

聖学院大学

各学科についての説明を、イメージ動画で伝えています。

※当社以外の事例です。

参考:聖学院大学HP https://www.seigakuin.jp/admissions/movie/

東京理科大学

入試情報サイト「スゴイミライミッケ」にて、大学紹介コンテンツとしてインタラクティブ動画を設置。
分野別の学科紹介や、キャンパス紹介、学生インタビューなどの動画を閲覧できます。

※当社以外の事例です。

参考:東京理科大学HP https://www.tus.ac.jp/miraimikke/

関西大学

研究室紹介のコンテンツとして、インタラクティブ動画が活用されています。

※当社以外の事例です。

参考:関西大学HP https://wps.itc.kansai-u.ac.jp/enekan/movie

慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス

同校を紹介するインタラクティブ動画を作成し、カリキュラムや入試、キャンパスライフをユーザーの興味に合わせて紹介しています。

※タッチスポット株式会社の事例です。

参考:慶應義塾大学 湘南藤沢キャンパスHP https://www.sfc.keio.ac.jp/news/017565.html

まとめ

時系列にまとめると下記の通り。

  • カナダのIT産業で有名な大学が、合格者の歩留まり対策としてパーソナライズド動画を採用。
  • 日本の大学にも、同様に入試対策としてパーソナライズド動画が普及。
  • 2020年以降は、インタラクティブ動画が普及。
    初期はITに強い通信制大学を中心に普及し、徐々にほかの大学にも普及。
    ストーリーも多様化が進む。

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