
今回の「デモ動画で早わかり!」は『重要事項説明書』をお届けします。
電子版の重要事項説明書は、不動産業界では「IT重説」としてすでに広く普及していますが、保険業界でもインターネットで加入できるダイレクト型保険を中心に一般的になりつつあります。
そのIT重説をパーソナライズド動画で作ると、保険業界が推進する「消費者目線での分かりやすさ」を実現。
ただ単にデジタル化するのではなく、難解な内容をやさしく伝えます。
デモ動画で早わかり! 〈バックナンバー〉
デモ動画:重要事項説明書(注意喚起情報)
外貨建て保険の契約者Aさんに配信される動画では「米ドル建て保険に関する重要事項」を表示(01:25〜)。
パーソナライズド動画ならではのコンテンツ生成を解説しています。
(企画・制作:共同印刷 OneDougaチーム)
動画シナリオの構成

説明義務の厳格化で変わる重要事項説明書
契約者が保険商品を理解しきれないまま契約締結してしまうと保険会社との間でトラブルに発展することがあり、交渉や訴訟になった場合、保険会社側は説明義務、すなわち「情報提供義務」「意向把握義務」を果たしていたかが問われます。
そのため重要事項説明の際には、「難解」「めんどう」と思われがちでも契約者にしっかり内容を理解してもらわなければなりません。
その際に契約者に提示されるのが「重要事項説明書」。
いわゆる「重説」です。
この重説を軽んじると契約者・保険会社は以下のようなリスクをそれぞれ負うことになります。
契約者側
契約締結すると重要事項説明書を理解したとみなされる→問題が生じても自己責任
保険会側
法令で説明が義務付けられている事項を説明しなかった→説明義務違反
契約締結を判断するための情報提供が不十分だった→説明義務違反
重要事項説明書はこれまでも業界団体が定めるガイドラインに準拠した作成が推奨されてきましたが、2014年の保険業法改正で説明義務がより厳格化されると、
「消費者の読む意欲を失わせない程度の情報量にとどめ、消費者に読んで理解してもらえるものにする」
(日本損害保険協会 )
といった方針が示され、文字ビッシリだった紙面デザインにもさまざまな工夫が凝らされるようになりました。
受領までオンラインで完結する「IT重説」もダイレクト型保険を中心に浸透しつつあります。
契約概要・注意喚起情報(重要事項)に関するガイドライン (日本損害保険協会 )
IT重説とは
上述したように近年は「分かりやすさ」「読みやすさ」に配慮した重説が増え、提供形態も書面だけではなく、ダイレクト型保険を中心にIT重説(オンライン重説)が広まりつつあります。
IT重説は、PC・スマートフォン・タブレットでいつでも閲覧できるのはもちろん、書面の場合は署名押印が必要ですが、電子署名機能(外部サービス)と連携すれば受領までオンライン上で完了することが可能です。
時間に制約されず、プリントアウトや書類の保管の必要もなく、「保険は手続きが煩雑」というネガティブイメージからの脱却にも一役買っています。
従来その提供方法はメール・ダウンロード・CD-ROMに限られていましたが、2021年から「顧客専用WEBページ閲覧」「一般HP閲覧」が追加され、よりリッチなコンテンツとして重要事項説明をユーザーに届けることができるようになっています。
求められるのは消費者目線での分かりやすさ
前出の日本損害保険協会が損害保険各社向けに配布している「契約概要・注意喚起情報(重要事項)に関するガイドライン」にはさらにこんな記述もあります。
「募集人から直接説明を受けない場合に消費者が一人で読んでも理解できるよう、表や箇条書きの活用、平易な表現の使用、文字数の一定の制限、適正な文字の大きさ・行間等の工夫を行い、消費者の理解を促進させるように配慮する」
注目したいのは、「分かりやすさ」とは具体的にどういうことなのか一歩踏み込んだ指針を示している点です。
IT重説は当然こうしたガイドラインを踏まえて開発する必要がありますが、その開発はいったいどのように進めればいいのでしょうか。
まさに今、多くの生損保会社がその最適解を探っていることは想像に難くありませんが、「消費者目線での分かりやすさ」重視の業界スタンスに立てば、パーソナライズド動画は諸条件を満たす有力なツールと言って間違いありません。
パーソナライズド動画を使ったIT重説の需要は今後ますます増えていくと考えています。

まとめ
パーソナライズド動画/インタラクティブ動画は、リード獲得、アフターフォロー、CRMなど、保険マーケティングのさまざまなシーンに導入され、保険DXの推進力となっています。
重要事項説明書のようなテキスト主体のコンテンツも、ストレスなく見れるプル型コンテンツとして配信することができます。
- 2014年の保険業法改正で保険会社の説明義務が厳格化したことを受け、「分かりやすさ」「読みやすさ」を重視した重要事項説明書の作成が求められるようになった。
- 保険業界全体として「消費者目線での分かりやすさ」に立ってパンフレットや重要事項説明書の改善に取り組んでいる。
- かつては文字ビッシリのイメージだった重要事項説明書の紙面デザインがユーザーフレンドリーになってきている。
- ダイレクト型保険を中心にIT重説(オンライン重説)も一般的になってきている。
- 2021年、IT重説の提供形態に「顧客専用WEBページ閲覧」「一般HP閲覧」が追加された(従来はメール・ダウンロード・CD-ROMのみ)。
- パーソナライズド動画/インタラクティブ動画は、「消費者目線での分かりやすさ」重視のIT重説の開発・配信に最適。
貴社の保険DXを、パーソナライズド動画/インタラクティブ動画を使った重要事項説明書でさらに一歩進めませんか。
導入をご検討でしたら、ぜひ「1to1動画マーケティングのOneDouga」にお声がけください。
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