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2016年12月7日

パーソナライズド動画でよくある質問ベスト5

そもそもパーソナライズド動画って何でしょうか?
実は、この質問は、あまり聞かれません。皆様、言葉を聞いた瞬間に「ああ、パーソナライズ化された動画ね」と漠然としたイメージを右脳処理されているからだと思います。ただ、今後読者の方がビジネスシーンでパーソナライズド動画と向き合っていくに当たり、押さえておく必要があるため、冒頭に持ってきました。
パーソナライズド動画とは、「視聴者一人ひとりのために造り込まれた専用の動画コンテンツ」のことです。「動画の配信方式なのかな?」と認識される方がいますが、あくまで「コンテンツ」の一種であると押さえておいてください。

例えば、クリスマスメッセージビデオなどは、パーソナライズド動画の一つです。

OneDougaテンプレートで作成したクリスマス用パーソナライズド動画

上の例は、パーソナルユースですが、日本のビジネスシーンで2015年から徐々にこのパーソナライズド動画が活用され始めています。
2016年に入り、筆者がセミナーや勉強会で講演をさせていただくとき、パーソナライズド動画の認知率を確認していますが、大体聴講者の10%、多くても15%程度です。
また、参考までに、onedouga.jpのオーガニックサーチの流入は、1年前と比較すると、約3.4倍程度になっています。
さて、前置き長くなりましたが、質問ランキングに行きましょう。

第5位 Eメールで動画を送れますか?

いきなりパーソナライズド動画に限らない質問で恐縮ですが、メルマガ担当者の方から非常によく問い合わせを受ける質問です。この質問を分解すると、(1)メール上で再生できるか? (2)メールでどうやって動画を送信するのか? の大きく2つに分かれます。

(1)へのAnswer

メール受信者のメーラーによって異なります。また、メール文中で動画ファイルを再生することができるメーラーは限定的です。

解説
最近では、HTMLメール配信システム提供会社の技術により、特定メーラーにおいて、アニメーションGIFタグの埋め込みで簡易動画再生が可能になっています。ですが、GIFでなく、動画ファイル(例えばMPEG4)を再生させようとすると、メーラーが非常に限定されます。

(2)へのAnswer

動画のURLをメール文中に記述する。パーソナライズド動画の場合は、視聴者一人ひとりユニークURLになるので、メール文中にトークンを挿入する。(可変データの差し込み機能活用)

解説
「メールの名前一括差し込み機能」がご理解いただければ、それと同じで「URL」を差し込むだけです。例えば当社のOneDougaの場合、「顧客ID」と「ユニークURL」をシステムで紐づけてcsvデータ出力が可能なため、そのデータをそのままEメールに活用いただけます。

第4位 YouTubeでパーソナライズド動画を配信できますか?

Answer

物理的に配信可能です。但し、いくつかの懸念事項があります。

解説
配信サーバ費用を浮かせることができるので、YouTube利用は皆さん考えますよね。ですが、大きく2つの懸念事項があります。
一つ目が、URLの問題。限定公開のURLを活用すれば、視聴者専用のユニークURLにはなります。
ですが、動画のパラメーター桁数が少ないため、URL難読化レベルが低い。二つ目が、動画ファイルの数の問題。パーソナライズド動画は、通常の動画と違い視聴者分の動画ファイルが存在します。
例えば、1か月間に数万人分の動画ファイルをYouTubeのサーバにアップできるのか(YouTubeから警鐘がありそうという可能性の問題含む)という別の懸念事項が発生します。
そのため、OneDougaでは、YouTubeは活用せず、国内大手動画配信プラットフォームやクラウドサーバを活用しています。

第3位 国内ではどのような業種で活用されていますか?

Answer

OneDouga導入実績例: 損保、生保、機械メーカー、総合住宅会社、エネルギー小売事業、投資信託運用会社、身の回りサービス
他社導入実績例   : 損保、生保、メディア、クレジットカード

解説
いずれも大手企業が中心です。導入企業は、見込客または既存顧客の「顧客データベース」を活用し、パーソナライズド動画を作っています。
ちなみに、OneDougaご検討中の業種は、証券会社、ゲーム会社、住宅設備などがあります。

第2位 導入までの必要期間は?

Answer

OneDougaの場合 : 即日~3か月程度
他社の場合   : 詳細不明

解説
こちらはファクトに基づいて回答したいため、当社のケースで解説します。
まず、「即日」というのは、当社クラウド型サービス「OneDougaテンプレート」を使う場合です。貴社のアカウントを作成するだけで、パーソナライズド動画を即日開始することができます。(詳しくはサービス紹介ページをご覧ください。)
次に「3か月」ですが、こちらはオーダーメイド型のシステム「OneDougaカスタマイズ標準型」です。開発プロセスは、企画&動画開発で約1.5か月、システム構築&テストで約1.5か月の合計3か月というところになります。

第1位 成果は出ていますか?

Answer

成果は出ています。但し、成果を出すために必要な初期構築における全体設計が重要です。

解説
冒頭に記載した通り、パーソナライズド動画はコンテンツの一種でしかありません。そのため、そのコンテンツをもって、企業と視聴者(見込客や既存客)間にあるコミュニケーション課題を解決できるのか?コンテンツのニーズがあるのか?等の全体設計が重要です。
例えば、OneDouga導入済みの自動車損害保険会社様の場合、契約更新(リテンション)と特約追加(アップセル)を目的とした施策を実施しています。
初期段階で全体設計をしっかりと行ったため、パーソナライズド動画への投資によって、リテンション、アップセルともに自社のROI基準による収益を確保されています。

まとめ

いかがでしたでしょうか?一つでも、聞きたい質問はありましたでしょうか?
ちなみに、費用については、質問ではないため割愛をしております。そのため、費用に関するお問い合わせは、OneDougaチームに直接ご連絡いただければと思います。